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復習が予習につながる
新しい単元の解説を聞くとき、「難しい」「分かりづらい」と感じることがある。
もちろん話の内容そのものが難解なときもある。
しかしそれ以上に話を難しく感じさせるのは、「理解の前提となる知識が抜けている」という状況である。
たとえば電気分解の授業を受けるとする。
「理解の前提となる知識」とは「イオン式」だ。
イオン式を覚えていない子にとって、電気分解の仕組みを理解することは一苦労だろう。
たとえば現在完了の授業を受けるとする。
「理解の前提となる知識」とは「不規則変化の過去分詞」だ。
生徒諸君は「ちゃんと復習しなさい」という言葉を学校の先生や親に何度も言われてきたと思う。
なぜ復習が必要なのか。
「教わったことを忘れないように定着させる」という意味ももちろんあるが、
「新しい内容を理解しやすくする」という意味もあるのだ。
逆に、復習をしないことで授業の理解力も低下し、やがてついていけなくなっていく。
こうして文にしてみると、本当にありきたりで当たり前の内容だと思うが、それを実行できている子とそうでない子がいるからこそ、学力差が生まれるとも言える。
塾生諸君は、確実に復習をする仕組みづくりを自分でも考えていこう。