夏期講習の振り返り②

難関対策クラスの生徒たちは、少なくとも2年以上かけてじっくりと指導を行ってきた。中1のときには中2内容を、中2のときには中3内容をひと通り終わらせ、この夏はさらに難易度の高いものを扱った。(ちなみに現中2生も大半の生徒は自分の学年の内容に加えて中3生の先取りを行っている。)英語は都立の自校作成問題や高校で学習する英文法を、数学は『高校への数学』シリーズをメインに学習を進めた。

このクラスの子たちはとくに知的感受性が豊かな子たちで、新しい知識に触れたときのリアクションがとても良い。数学の授業であっという間に答えが求まる『エレガントな解法』を教えたときなど、「はぁ~・・・」とか「ほぇ~・・・すごい・・・」のように自然と感嘆のため息が出る子たちだ。自分たちの解法がゴリゴリと力づくで求めるような解法だったときは、「『エレファントな解法』で解いてしまいました」と苦笑いしながら楽しそうにしている。目の前の学習内容を純粋に楽しむ姿は見ていてとても微笑ましい。こちらの指導も自然と熱が入る。

この中の一人は入試対策の一環として、高校生新聞を読んで気になった(気に入った)記事をノートに貼り付け、記事の要点をまとめて自分の意見を書くということを始めた。情報収集力、知識と知識を繋げる力、語彙力、表現力などを養っていきたい。

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