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出題者はこうやって問題を難しくしている!
「算数・数学が難しい!」という人は、問題をつくる人が「どうやって問題を難しくしているか」ということを理解しておきましょう。
① 出てくる数を複雑にする
①は「自然数→小数→分数」とか「正の数→負の数」のように、出てくる数を複雑にすることで難易度を上げる方法です。
問題集にある練習問題の並びは、だいたい上記のパターンを意識したものになっています。
分数が出てくるとミスが増えるなぁ
といったように、自分がどういうパターンでつまずきやすいのかを意識しながら練習しましょう。
② 文字を入れる
②は、算数から数学に変わる中1時に特に注意しなければならないことです。
たとえば「200グラムで800円の茶葉があります。」と言われたら、「あぁ、1グラムあたり4円だな」と分かりますね。
でも「xグラムでy円の茶葉があります。」となると、正答率は一気に下がります。
「文字になるとイメージが湧きにくい」からです。
文字が入ってきても、数字と同じように処理できるように慣れることが大切ですね。
普段から文字が登場したら、「具体的な数字に置き換えて考える」という習慣をつけると良いですね!
③ ヒントと求めるものを入れ換える
次の二つを見てください。
与えられているものと求めるものが入れ替わっていますね。
たったこれだけの違いですが、Bのほうは正答率が下がります。
(4cmと答えてしまう子がいます。)
「○○から△△を求める」問題が出来たら、「△△から○○を求める」問題もできるようにしておくことが大切ですね。
④ 手順を増やす
これは、応用問題や入試問題に多いですね。
やること一つ一つは簡単であっても、それらが3つ4つと重なるだけで難易度が上がります。
途中式を正確に書いたり、多くの情報を処理したりする能力が試されます。
こういう力をつけるには、普段から「どっしりと腰を据えて問題に向かう」時間を取ることが大切です。
いま手元にある問題集を見てみてください。
だいたい上記のどれかのパターンに当てはまっていると思います。
もちろん他にも何パターンかあるのですが、それは塾長に直接聞いてください(笑)