表現で気をつけていること

勉強をしていると、生徒一人ひとりの弱点が見えることがある。

読み間違いなどのうっかりミスが多い、計算ミスが多い、スピードが足りないことによる時間切れなどなど、様々な弱点がある。

もちろんこれらの弱点は真正面から受け止め、その改善策を真剣に考え、思いつく対策を実行していかなければならない。

ただ、それを「弱点」と表現するのと、「伸びしろ」と表現するのでは、克服に向けてのモチベーションが若干変わると思う。

福永

これがあなたの弱点だから直そう。

福永

これがあなたの伸びしろだから直そう。

と言われるのでは、後者のほうが前向きに捉えられる。

生徒

これを直すことで、より良い自分になれる、より成長できる!

という気持ちになれるのではないだろうか。

こういうことに限らず、塾生たちと接するときは特に「表現の仕方」に関して気をつけている。

授業が終わった帰り道で、「さっきのはこういう言い方もあったかもしれない。こういう表現のほうが良かったかもしれない。」ということを考えては反省している。

もちろんときには厳しいことを伝えることもあるが、その表現が冷たい表現になっていないか、常に省察しながら言葉を発することを心がけたい。

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