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質問するための条件
よく質問してくれる塾生がいます。
先生、どれを移項すればいいんですか?
先生、a と an のどっちを使うかって、どうやって決めればいいんですか?
このあいだは、
先生、路面電車って何ですか?
先生、ファミレスって何ですか?
と聞かれました。
その質問のなかには基本的なものも、いわゆる一般常識的なことも含まれています。
私がまだ駆け出しの頃であれば、「え~っ、そんなことも知らないの?」と返していたと思います。
(過去の自分の未熟さをただただ猛省するばかりです・・・。恥ずかしい・・。)
生徒が先生に質問をするとき、少なくとも次の三つの条件が揃っている必要があります。
① 出来るようになりたい(分からないことを知りたい)という明確な意思
② 質問すべき箇所を自分で気づける学力
③ 講師に話しかけるコミュニケーション能力
これら三つの条件のうちどれか一つでも欠けていれば「質問する」という行為は生まれないと思うのです。
またこれらに加え、
こんな質問をしてレベルが低いと思われないかなぁ・・・
といった心理的障壁もあります。
この感情が意外と厄介なのです。
この子がたくさん質問してくれることで、この子自身が成長していくのはもちろん、周りの子も心理的障壁が無くなり、
どんどん質問していいんだ!
と思うことができます。
塾生全員が気兼ねなく質問できる雰囲気づくりを今後も大切にしたいですね。