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塩と砂糖のどちらを使うか
塩と砂糖、見た目は似ている。
しかし、もちろんその中身は全く異なる。
味、水に溶けたときの様子、加熱したときの様子、密度、作り方などなど、異なる点がたくさんある。
こうして書くと、全く別物だと分かる。
生徒たちが勉強している様子を見ていると、塩と砂糖(なんとなく見た目が似ているモノ)を混同してしまう場面が数多く見られる。
混同してしまう(間違える)のは全く問題無いのだが、問題なのはそのあとである。
「私は塩を選んだけれど、答えは塩になっている。なんでだろう。」と考えているだろうか。
たとえばケーキをつくるときには塩と砂糖のどちらを使うか。
砂糖をたっぷりと使うだろう。
なぜ砂糖なのか。
それはもちろん甘い味にしたいからである。
甘くしたいから砂糖を使う。
この甘くしたいからの部分を考えずに、「ケーキのときは砂糖!」みたいに丸暗記するような勉強の仕方、これはあまり良くない。
学校のワーク、塾の問題集。
自分が間違っているところをもう一度見直してほしい。
解答欄に「塩」と書いてあって、赤ペンで「砂糖」とだけ書いてある。
そんな問題はないだろうか。
そのような問題を一つずつ丁寧に追っていく勉強が、自分の実力を上げられる勉強の仕方である。