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見えないものを見えるようにする
何やら怪しげなタイトルだが、別に私は怪しい者ではありませんので安心してください(笑)
理科のお話です。
理科では様々な単元で見えないものが登場してくる。
具体例を挙げてみよう。
他にもたくさんあるだろうが、目には見えないもの、流れをイメージしなければならないものが数多く出てくる。
つまり、
↑この絵(①)を見たら、
↑こういう風に(②)見えないといけない、ということだ。
理科が得意な子は、こういうイメージが自然と想起される。
こちらが何の指示を出さなくても、無意識のうちに①を見て②をイメージしている。
そして実際に絵の中に書き込んでいる。
反対に、苦手な子は①を見ても②のイメージが浮かんでいないことが多い。
電流の向きはどちら向きですか。
電流によって生じる磁界はどうなっていますか。
磁石による磁界はどうなっていますか。
磁界どうしが強め合っているところはどこですか。
電流が磁界から受ける力の向きはどちら向きですか。
こういった発問をされてからはじめて、②のイメージが想起される。
この差がとてつもなく大きい。
「考えるとは書くことである」ということをどの教科でも伝えているが、まだまだ生徒たちの習慣づけは不十分だと思っている。
塾生たちが自然と手を動かし、頭が働くように指導していきたい。