夏期講習を終えて(4)

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今年の夏期講習は理科の授業プリントを大幅改定した。

コンセプトは、「理科が苦手な子にも分かりやすいプリント」だ。

例年、授業中に口頭で説明していたこと(事前にプリントには穴埋めにしていたこと)を、今年はあらかじめプリントに文章として載せておくようにした。

生徒たちには授業前、あるいは授業の冒頭に読んでもらい、内容をある程度確認してもらう。

その上で私が授業中に補足説明を行う形で授業を行った。

理科プリント
理科プリント

 ↑読めば分かる部分に関しては、生徒たちに自分で読んでもらうことにした。自分で読んで、自分でイメージし、自分で理解する機会を増やせたと思う。

理科プリント
理科プリント

↑練習問題にはなるべく丁寧な解説をつける。正答にたどり着くための思考の流れを身につけてもらいたい。

理科プリント

↑地層の読み取りの問題。柱状図はExcelで作った。


これによって、生徒たちには次のようなメリットがあった。(生徒たち何人かに感想を聞いてみた。)

① 授業前に一度読んでいるので、内容が掴みやすい
② あとから宿題を実施するときなどに見直ししやすい




私のほうには次のようなメリットがあった。

① 生徒たちが毎年混乱しやすい箇所、イメージがしづらい箇所に焦点をあてて解説できた
② 1コマあたりに伝えられる情報量を(無理なく)増やすことができた
③ 改めて授業準備(言語化、体系化)することで、授業の流れが洗練された(気がする)
④ 事前に調べている中でさまざまな疑問が生まれて、授業に深み・厚みが出た(気がする)




これまでの不勉強をさらすようで恥ずかしいが、たとえば「なぜ孔辺細胞に葉緑体があるのか」「なぜ植物が蒸散を行うと根からの吸水を促すことができるのか」「どのようにマグマができるのか」など、あらためて言語化・体系化するにあたって、自分の知識が曖昧だったところを改めて確認することができた。

今年一年、もう少しがんばって、来年にはテキスト化できるようにしたいと思う。

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