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夏期講習を終えて(4)
今年の夏期講習は理科の授業プリントを大幅改定した。
コンセプトは、「理科が苦手な子にも分かりやすいプリント」だ。
例年、授業中に口頭で説明していたこと(事前にプリントには穴埋めにしていたこと)を、今年はあらかじめプリントに文章として載せておくようにした。
生徒たちには授業前、あるいは授業の冒頭に読んでもらい、内容をある程度確認してもらう。
その上で私が授業中に補足説明を行う形で授業を行った。
↑読めば分かる部分に関しては、生徒たちに自分で読んでもらうことにした。自分で読んで、自分でイメージし、自分で理解する機会を増やせたと思う。
↑練習問題にはなるべく丁寧な解説をつける。正答にたどり着くための思考の流れを身につけてもらいたい。
↑地層の読み取りの問題。柱状図はExcelで作った。
これによって、生徒たちには次のようなメリットがあった。(生徒たち何人かに感想を聞いてみた。)
私のほうには次のようなメリットがあった。
これまでの不勉強をさらすようで恥ずかしいが、たとえば「なぜ孔辺細胞に葉緑体があるのか」「なぜ植物が蒸散を行うと根からの吸水を促すことができるのか」「どのようにマグマができるのか」など、あらためて言語化・体系化するにあたって、自分の知識が曖昧だったところを改めて確認することができた。
今年一年、もう少しがんばって、来年にはテキスト化できるようにしたいと思う。