【必見】算数のノートの取り方

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このブログで何度も書いているが、算数・数学の問題を解くうえで

なんとなく目の前の数字をいじる(かけたりわったりする)
なんとなく式を立てる

という解き方(?)をする生徒は多い。

あくまで私の体感でしかないが、入塾して間もない生徒は上記のような解き方になっていることが多く、たとえそれまで他の塾に通っていたとしてもそれは変わらない。


たしかに「式を立てる」ことは大切なのだが、まず「式を立てること」ありきで、わけも分からずとにかく式を立てようとする状況では、問題を「解いている」と言えない。

単なる当てずっぽうになってしまっている。


というわけで、入塾後、たいていこういう状況から私と彼らとのやりとりが始まる。

目次

問題文を読む

まず、問題文をよく読む。

この「よく読む」というのができない生徒は多い。

本人は読んでいるつもりなのだが、目で字面を追っているだけで、言葉の意味を理解していない。

だから、問題文を細かく区切る。

一つずつ、その言葉の意味を考えながら、イメージしながら読む。

可視化する

次に、問題文の状況を図や絵で表す。

これも生徒本人が問題文をイメージするために必要な作業だ。

算数が得意な子は、たとえこういうものを書いていなかったとしても、頭の中にイメージができていると思う。

そして、自分が求めようとしているもの、いま計算しているものがなんなのかをできるだけ言語化する。

こうすれば、数字だけにとらわれてしまって、いま自分がなにをしようとしているのか分からないといった状況を防ぎやすくなる。

実際の生徒のノート(家で宿題を実施したときのノート)がこちら。

この子のノートはレイアウトの見やすさももちろんだが、どのような手順を踏んで答えにたどり着いたのか、その思考の流れが見やすいノートになっている。

また別の子のノート。

この子は入塾したとき、算数が苦手で、とくに文章題になると手が止まっている姿をよく目にした。

そこで、上記のようなやりとりを続け、半年でこういう解き方ができるようになった。

まとめ

私の授業では、もちろん講義もするのだが、できるだけ最小限にとどめ、私の目の前で解いてもらう時間を大切にしている。

また、小学生のうちはとくに、一人一人のノートチェックに多くの時間を割く。

「計算はある程度できるけど、文章題になると歯が立たない、応用が利かない」という子には、このような指導が効果的だと考えている。

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