競争のあるべき姿

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以前、小学生の授業で「約分クイーン決定戦」を行った。

誰が速く正確に約分できるかを競うテストだ。

テスト前、本人たちは

生徒

うわぁ~緊張する!心臓が痛い!

みたいに言っていて、微笑ましかった(笑)

本当に良い子たちだといつも思う。

算数が得意な子も苦手な子もいるが、それぞれが自分の目標に向かって全力で準備していく環境、雰囲気づくりができると良い。


ところで、「競争」は自分の殻を破るきっかけとしては良いが、逆に苦手意識を助長し、モチベーションを下げる原因になることもある。

この点に十分留意して取り扱わなければならない。

できる子が大きい顔をする?

まず当たり前だが、出来なかった子を馬鹿にするような態度や雰囲気を絶対につくらない、つくらせないこと。

これは日々生徒たちの雰囲気に敏感でいなければならない。

unitにはそういう子はいないが、「できる子が大きい顔をして、できない子が肩身の狭い思いをする」などということがあってはならないと私は考えている。

全員にとって居心地の良い「学びの場」でなくてはならないと思っている。

「負けたくない!」で終わっていない?

次に、出来なかった子に対して「どうすれば次回以降に挽回できるか。」を具体的にアドバイスをすること。

本人の勉強の仕方を聞いて

福永

たとえばテスト前に○○はやってみた?

などと聞き、勉強法・勉強量の改善を促すこともあるし、逆に点数が取れた子に

福永

テスト前にどういう勉強をしたの?

と聞くことで、生徒間の学びを促すこともある。

ともあれ、具体的な指示を出すことで、単に落ち込んでおしまいではなく、次に向けての行動に繋げてもらいたい。

他人から刺激を受けて「負けたくない!」と思う。

そこまでは良い。

そこから「自分も成長しなきゃ」と、自分を良い方向に変えるという発想になってもらいたい。

あくまでも乗り越えるべきもの、戦うべきものは自分自身なのだ。

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