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自学のみではなかなかできないこと
それまで自分で勉強してきて、中学校でも上位の成績を取ってきた子が中2あたりで入塾してきてくれることがある。
もちろん、勉強の習慣や反復練習など、真面目さ・勤勉さが必要なことは非常によくできる。
しかし実際に勉強を教えていると自学のみでやってきた子たちに共通するちょっとした弱点が見える。
それは「全体を俯瞰する力」である。
たとえば、数学の一次関数の問題で使う基本的な作業をどういう風に認識して、どういう風に頭の中にストックしているか。
自分の持っている知識や武器がどういう場面でどのように使うものなのか。
そういった「全体を見渡した上での知識の整頓」ができていない子が多い。
指導する側は高校受験内容はもちろんのこと、高校授業内容まで学習、あるいは指導した経験があるからいま目の前にあるものが全体の中でどのような位置づけのものかということが理解できている。
しかしその経験が無い子にそのような「森を見る」ということは難易度の高いことだ。
こういう子が塾に通って先生に「教わる」メリットがここにある。
自分一人だと気づかない視点、気づかない弱点、気づかないクセ。
そういうものを伝えてもらうことで、さらにレベルアップを目指せると思うのだ。