楽しく、厳しく、温かく

当塾は「楽しく、厳しく、温かく」という理念を掲げて運営している。

ただ楽しいだけで緩い塾では学力がそれほど上がるはずもない。

また、ただ厳しいだけの塾では、通っている生徒たちがのびのびと勉強に取り組む（生徒たちがもともと持っている力を最大限に伸ばす）ことの妨げになると私は考えている。

そして、厳しさがありつつも温かく見守りながらともに乗り越えていこうという姿勢が我々に無いと、生徒たちはきっとついて来ないだろうと思う。

しかし、この理想を実現し、維持していくことの何と難しいことか。

生徒たちが楽しく通えるように気を配りつつ、一方でやるべきことにしっかりと取り組む姿勢も構築していかなくてはならない。

実際、生徒たちはまだまだ発展途上の小中学生だ。

一生懸命に頑張るときもあれば、サボるときもある。

ちょっとやる気になったかと思えば、同じ事を何度も注意されることもある。

常に諭したり、共感したり、叱ったり、認めたり、励ましたり、を日々繰り返している。

冒頭の「楽しく、厳しく、温かく」という理念を具現化することは、本当に難しいことだと日々悩んでいるが、だからこそ理念にするだけの価値があるとも言える。

生徒たち、保護者の方々とコミュニケーションを取りながら、スタッフと一致団結しながら、ほんの少しずつでも良いので、理想の塾の在り方を追い求めていきたいと思う。