「できない」の分類

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先日、授業前の時間帯に、ある小学生が「先生、この問題のやり方が分かりません。」と言ってきた。

途中式を見てみると、ちゃんとやり方(計算の手順)は分かっていた。

ただ、一か所だけ計算間違いがあり、答えが合っていなかった。

福永

ほうほう。なんだ、ちゃんとやり方が分かっているじゃん。やり方はこれで合っているよ。もう一度やり直してごらん。……ほら、できたね。『できない』にもいろいろと種類があるんだよ。

と伝え、次のような図をノートに書いてあげた。

「できない」の分類
福永

さっき、○○さんは『やり方が分かりません。』って言っていたけれど、やり方は分かっていたよね。だから正しくは『答えが合いません。』だよね?

福永

『できない』というのは、大きく分けて『問題の意味が分からない』『問題の意味は分かるけれどやり方が分からない』『やり方は分かるけれど答えが合わない』という三つがあるよ。

福永

これから『できないなぁ』と思ったときに、どういう状態なのかを考えてみよう。それぞれのときにどういうことが必要か、どういう勉強が必要かも話しておくね。

こんな感じでお話をした。

自分が小学生、中学生のときもそうだったと思うが、勉強に限らず、日常のありとあらゆる事象の捉え方が非常にあいまいだったと思う。

一方で、とても聡明に感じる子は、物事の捉え方や言葉の扱い方が鋭敏でかつ細分化されているように見受けられる。

塾生とのコミュニケーションの中で、物事の捉え方や言葉の扱い方を育むきっかけづくりをしていきたい。

この記事を書いた人

塾長
ふくなが

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

趣味:将棋(将棋ウォーズ1級)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド

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