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平常心を保つ方法【受験を迎える子供たちへ】
※この記事は1/15発行のunit通信に掲載されたものです。
1/13,14で大学入試共通テストが行われた。
今年はunitの2期生が大学入試を迎える年である。
2期生はとてもガッツのある子たちが多かった。
きっと各々、勝負どころできちんと努力しているに違いない。
彼らが日々積み重ねてきた努力の成果がしっかりと発揮できるよう、切に願っている。
これから受験を控えているみんな、頑張ってね。
陰ながら応援しています。
これから高校受験を控えている現中3生と話をしていると
入試のときに緊張しそう……
と不安になっている生徒が何人かいた。
彼らにとっては人生で初めての経験なので、緊張するのも無理はない。
受験に限らず、発表会、スポーツの試合、オーディションなど、大きな緊張を伴うイベントでは、いかにして平常心を保ち、自分の持っている実力を出し切れるかが結果を左右する。
平常心を保つ方法、考え方は人それぞれだと思うが、私自身の経験から中3生にこんなお話をした。
私はこういう大舞台にあたって、3つのことを意識している。
1つ目は、「結果を意識しすぎない」である。「不合格になったらどうしよう」「試合に負けたらどうしよう」のように結果に意識がとらわれると、どうしてもミスすることを恐れてしまう。それが無駄な力みに繋がり、思考も身体も固くなる。思考や身体の柔軟性が失われれば、普段は当たり前にできていることも思うようにできなくなる。これは、自分の実力を100だとすると100発揮しようとしているようなものだ。「完璧にやらなきゃ!」と思うと、少しのミスによって動揺してしまい、ミスがミスを呼ぶというような負の連鎖に陥ることもある。だから、結果についてはとりあえず脇に置いておいて、「自分の実力を発揮する」「自分なりにベストを尽くす」ということに意識を置くようにする。誰だって、自分にできることとできないことがある。試験であれば解ける問題と解けない問題がある。ミスだって少しはするに違いない。そういうことも全て受け入れて、「自分の実力100のうち70~80くらい出せればオッケー」というように考えると無駄な力が抜ける。これが自分のパフォーマンスを発揮することに繋がる。
2つ目は、「十分に事前準備をすること」である。少なくとも自分がある程度納得できるくらいに十分に準備をしていれば、「ここまで準備したのだから、あとはやるだけやって、結果は天に委ねよう。」という心境になれる。事前の準備が足りなくて、「あれもできていない、これも中途半端だ」というような状態では、このような気持ちの整え方は難しい。堂々と胸を張れるだけの事前準備をすることが肝要である。もちろん事前のリハーサル、模擬試験や練習試合において、ある程度の結果を出しておき、少しでも自信をつけておくことも事前準備に含まれる。
3つ目は、「感謝の気持ちを持って事にあたること」である。「試合に出場できること」「対戦相手がいてくれること」「観客が見てくれること」「教えてくれた先生やコーチの存在」「陰で応援したり支えたりしてくれる人たちの存在」などを頭に思い浮かべる。そして、そういう人たちへの感謝の気持ちを反芻する。その上で、「結果は分からないけれど、とりあえず今の自分にできることはやり切りました!」と、感謝している人たちに対して報告できるようにしようという意識で本番に臨むと自分の実力を発揮しやすい。なんなら、自分の実力以上のパフォーマンスが発揮できる場合もあるかもしれない。(私は、人は自分のためではなく、誰かのためのほうが頑張れると思っている。)
中3生は、私立入試まで残り1週間、公立入試まで残り5週間ほどとなった(1/15時点)。
上記のことをヒントにして、ベストな状態で入試本番に臨めるよう、勉強面での準備、精神面での準備を行ってほしい。
入試が終わったとき、受験生諸君が晴れやかな表情で受験を終えられることを願っている。
この記事を書いた人
進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。
趣味:将棋(将棋ウォーズ1級)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド
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Twitterはこちら R_makes_rb
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