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素直に聴く耳を持つ
最近、自己客観視がいかに難しいか、ということを考えている。私は自分自身の指導法や価値観、在り方をできるだけ意識して疑うようにしている。本当にこのやり方で良いのか、この考え方で良いのかと意識的に思うようにしている。
先生と呼ばれる仕事をしていると、「自分がすごい人間である」という勘違い、思い違いが起きやすいと思う。そういう勘違いから、いろいろなところがおかしくなるのだと思う。だからこそ私は、自分はたいしたことない人間であるということを定期的に確認している。決して自分自身を卑下する訳ではなく、自分の姿を常に等身大で見たい。子どもも大人も、自分自身のことを正確に把握するのは難しい。もしかしたら、他人のことを理解すること以上に難しいのかもしれない。だから、身近にいる信頼している人たちには「私の考えややり方がおかしいと思ったら『それはおかしいよ。』と遠慮なく言ってほしい。」とお願いしている。
もし塾生や保護者の方々で、「先生、これはおかしいよ。変だよ。間違っているよ。」ということがあれば、ぜひ教えていただきたい。そういうお叱りの言葉を素直に聞けなくなったら、生徒の前に立つ資格は無いと思っている。子ども、大人関係無く、ちゃんと相手の言葉に聴く耳を持ち、誠心誠意、話を聴ける人間になりたい。また、そういう言葉を伝えていただけるように、態度と言葉と行動で日々示していきたいと思う。