言語化において最も大切なのは○○!!

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最近、数学の授業の仕方が変化している。

今まで以上に、授業の冒頭に教えることをかなりコンパクトにとどめるようになった。

なんなら、何も教えずに「解いてごらん。」というときもたくさんある。

最初の段階で「ああだこうだ」と伝えないようにしている。

「とにもかくにも、やってみよ。」というスタンスだ。

そうして一緒に解いていくなかでつまずくポイントが出てきたときに、立ち止まって一緒に考える。

普段、私は言語化(抽象化)する習慣の大切さを生徒たちに伝えているが、言語化はタイミングが大事だと思う。

最初にこちらが言語化してしまうと、授業で彼らが身につけたいこと(こちらが身につけさせたいこと)に対して最短距離で向かうことはできる。

しかしそこには「寄り道」がない。

最短距離で進むことは一見すると効率の良い進み方のように思うかもしれないが、スムーズに進む(スムーズに進まされる)と、本人にとっては記憶に残りにくいのではないか。

それよりも「ああでもない、こうでもない」と散々寄り道をしたあとで言語化されたほうが、「そういうことだったのか!」と記憶に残りやすいような気がする。



そして何より、人に教わったルートよりも、自分で発見したルートのほうが記憶に残ると思う。

そんなわけで、最近は授業の最後に板書をまとめることが多い。


この記事を書いた人

塾長
ふくなが

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

趣味:将棋(将棋ウォーズ1級)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド

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