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数学が苦手なすべての子たちへ
塾生の皆さんのなかには算数・数学に苦手意識を持っている方々もいることでしょう。
今回は、算数・数学が苦手な生徒たちへのアドバイスをしたいと思います。
1.イメージしよう
算数・数学の問題を解くときに、イメージも湧いていないのにもかかわらず、とにかくなんでもかんでも数字や文字をいじる(かけたりわったりする)ことに命を賭けている(?)人をたまに見かけます。
小学校の算数指導が「式を立てること」に重きを置いているためか、「式を立てるところから始めなければならない」という思い込みがついてしまっているように見受けられます。
もちろん立式も大切なのですが、その前段階として、まずはイメージがわいていないといけません。
たとえば
ガレットという料理をつくってください。
と言われたときに、まずガレット(の完成品)をイメージできないと作ることはできません。
頭の中にイメージがあるからこそ、必要な材料や調理器具もなんとなく分かるわけです。
算数でも同様に、とにかくイメージすることを最優先にしましょう。
自然とイメージできるようにするためには、「絵を描く」「図を描く」という行動を習慣化することが最も有効です。
ノートにどんどん絵を描いてみましょう。
2.与えられた材料をうまく使おう
「目の前に与えられた情報からどんなことが分かるのか」を確認し、分かったことを書き込みましょう。
たとえば、卵という材料を見たら、そこから色々なものが作れますね。
卵とご飯があれば、さらに色々なものを作ることができます。
同様に、円の半径が分かっていたら、そこから色々なものを求めることができますね。
情報が2つ、3つと増えていけば、その組み合わせのバリエーションも増えます。
どの情報とどの情報を組み合わせて、何を求めるのか。
さらにそこから何を求めることができるのか。
そういったことを考えてください。
復習するときに、「○○が分かれば、△△が分かる」のようにまとめておくと良いですね。
3.考えていることを言葉にしよう
考えている途中で頭の中がこんがらがってきて、分からなくなることはありませんか。
そういうときは、いま分かっていることやこれから求めたいことを言葉で書き出してみましょう。
「速さと道のりが分かっている」とか「体積を求めたい」などと書き出すのです。
数字や文字を極力考えない(いったん数字や文字から離れる)のがコツです。
自分が考えていることを言語化するという作業は、頭の中を整理するうえでとても有効な手段です。
自分のノートを見てみましょう。
もし算数・数学のノートに数や文字しか書いていなかったら、これからは言葉を増やしましょう。
考えるとは、手を動かすことです。
ぜひ実行してみてください。