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数学の問題を解くうえで大切なこと【つまずきの傾向】
今月はテスト勉強会がありますので、塾生の皆さんの質問対応をする機会がたくさんあります。
不明点をしっかりと質問する姿勢はとても素晴らしいですね。
私自身も皆さんの質問対応をする中でたくさんの学びがありますし、皆さんの成長が見られる質問対応という時間はとても楽しく充実した時間です。
どんどん持ってきてくださいね。
さて、とくに数学や理科で皆さんがつまずいているところには、似たような傾向が見られます。
今回は、数学の問題を解くうえで大切なことを皆さんにシェアしたいと思います。
粘り強く取り組む
皆さんが「分からないです」と持ってくる問題の半分くらいは、「なんとなく難しそう」という理由で諦めてしまっているものです。
問題文やグラフ、表などをさらっと流し読みした程度で済ませている子が多いですが、そういう取り組み方では考える力がつきません。
勉強では、粘り強さが大切です。
問題文を短く区切り、一つずつ丁寧に意味を確認し、問題文に書いてあることを言語化しましょう。
簡単に諦めてしまっているのは良くないですが、質問して解決しようという姿勢はとても良いです。継続しましょう。
「この問題が分かりません」という状態から、「この問題のここが分かりません」という状態になっただけでも大きな進歩ですよ。
手を動かす
問題文や図、グラフ等に書き込みをしましょう。
分かっていることを一つずつ書き込む癖をつけるだけで、いろいろな気づき、ひらめきがあります。
よく「どうやったらいいか分からない」とフリーズしている姿を見ますが、まずはできることからコツコツ始めることが大切です。
「この問題が分かりません」という状態から、「分かることを書いてみたけれど、このあとどうすればいいか分かりません」という状態になれると良いですね。
いま求めているものを言語化する
中盤はいろいろなものを計算によって求めていく段階です。
あれこれ計算しているうちに、「いま何をしているんだっけ?」「次にどうすればいいんだっけ?」と混乱してしまうことはありませんか。
数式や筆算を書くだけでなく、「いま自分が何を求めているか」を言葉で書くようにしましょう。
たとえば点Aの座標を求めるのであれば、「点A」と書いてから座標を求める計算を始めるのです。
「いま何をしようとしているの?」と聞かれたときに、明確に説明できるようになると良いですね。
ゴールを確認する
計算をしているうちに、「最終的に何を求めたいの?」ということを忘れてしまうことがありませんか。
問題文の最後のほうをもう一度読み、「自分が何を求めたいのか」「それを求めるには何が分かればよいのか」を確認しましょう。
皆さんが勉強するうえで、何かヒントになることがあれば嬉しいです。
上記のことは、質問対応において私たちが皆さんにお伝えできることのほんの一部です。
日々の勉強で出てきた不明点を放置せず、自分の目の前の課題にしっかりと向き合いましょう。
その作業はときに面倒くさいことであり、忍耐を必要とし、時間も労力もかかることです。しかし、だからこそ自分の実力を上げることができるのはないでしょうか。
テスト勉強会も残りわずかです。一緒に取り組んでいきましょう!
この記事を書いた人
進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。
趣味:将棋(将棋ウォーズ1級)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド
進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。
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Twitterはこちら R_makes_rb
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