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【知らないと損】正しい解き直しの方法
先日、生徒たちに模試の「解き直し」を指示しました。
「解き直し」というのは、
① 意味の分からない用語、単語を調べる
② ①に関連する周辺知識を調べ、まとめる
③ 間違えた問題について正しい考え方、正しい解き方を確認する
④ 自分の解き方、解答のどこがダメなのかを確認する
⑤ ③④を使ってもう一度解いてみる
⑥ ①~⑤で分からないところは質問する
少なくとも上記の①~⑥を行うことを「解き直し」としています。
「解き直し」とは決して「赤ペンで答えを写す作業」ではありません。
先生の考える「解き直し」と生徒の考える「解き直し」の意味・解釈に食い違いがあれば、思うような成果は上がりません。
しかし指導の現場では、意外とこのような認識の食い違いが起きたまま指導がなされていることが少なくありません。
unitでは、日常的に使われるこのような言葉の意味を、生徒たちと共有しています。
このように細かいことの積み重ねを大切にすることによって、大きな成果が出ると考えているからです。
良い解き直しの例
答えがなぜそうなるのかということをしっかりと書けていますね。
たとえば「本当は(1人の)が入るからa を書く」とか「楽器だからthe をつける」のようなコメントがそれにあたります。
この子は教科を問わずこのようなコメントを書く習慣がついています。
他の子よりも学習の定着度が高いと感じています。
以前に学習したことがしっかりと頭の中に残っている場面が多いです。
このような地道な取り組みと関連があるのでしょうね。
「his・・・彼の he・・・彼は」とか「her・・・彼女の she・・・彼女は」などのようにセットで覚えるべきことをセットで認識していますね。
用語を頭に入れるときに対比を意識することで、両方の用語の理解がより一層深まりますね。
また、日本語の中のどの部分がどの英単語に対応するのかを明確にしています。
なんとなく英語を勉強する子は、この対応が曖昧なまま進めてしまっていることが多いように感じます。
この子は一つのテストや問題を行うのに、他の子よりも多くの時間と労力を費やしていると思います。
しかし、だからこそ一つのテストや問題からより多くの栄養分を吸収できていると思います。
目先のページ数にとらわれず、目の前の問題をしっかりと消化(=理解)、吸収(=習得)することが大切ですね。
中学生の皆さんもぜひ真似をしてみてください。